青洲の里について
ごあいさつ
福岡県の北西部、福岡市の東に位置している糟屋郡粕屋町に平成25年12月1日介護老人保健施設「青洲の里」が開設されました。
介護老人保健施設は、医師、看護師、リハビリ専門職、介護職、栄養士、社会福祉士、ケアマネージャー等多職種が協働し、短期集中的にリハビリを行う事により利用者を自宅に復帰させ、自立した日常生活を営めるようにする事を目指した施設です。
また、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、通所リハビリステーション、ショートステイが同じ建物内に設置され、密に連絡を取る事で自宅復帰後も安心して自立した在宅生活が続けられるように支援していきます。
「青洲の里」は全室個室で、個室から出たところに居間に相当する共同生活室を設けています。このような自宅に近い環境を作る事で在宅復帰を促進する「ユニットケア」という介護手法を取り入れています。また、各ユニットの間にリハビリができるスペースをもうけ、集中的にリハビリができる環境を備えています。さらに、入居者の自宅での生活を予め調査して図表化した「24時間シート」を作成し、入居中の毎日の予定を個人の生活リズムにあわせることで、スムーズな在宅復帰を促進するように努めています。
少子高齢化の中で老老介護、介護疲れ等の問題が出現しており、高齢者を抱える家庭の負担軽減は重要な課題です。厚生労働省は今、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。介護老人保健施設は「地域包括ケアシステム」を実現させるための中核となる施設です。近隣の病院、介護施設とも協力、連携して、安全で切れ目のない医療、介護をこの地域に提供する事で、皆さまのお役に立ちたいと考えています。「青洲の里」職員一同、一致団結して頑張りたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。